メタモのボクシング観戦記

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西岡KOでV6!粟生は鉄拳制裁!・長谷川はまたも… 

結局神戸には行かず、東京で一緒に行く予定だった友人たちと観戦しました。
簡単に振り返ります。

WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ
粟生隆寛×グチェレス

粟生が課題としていたボディーで見事にグチェレスを悶絶KOで仕留めた。
立ち上がりは慎重だったが減量に失敗したグチェレス、やはりボディーは露骨な嫌な表情を見せる。
上下の打ち分けも効果的で、3Rには左を被せるカウンターもヒット、終了間際に右を喰うが完全にペースを握った。
続く4Rにグチェレスが出てくるも、左のフックをウィービングで掻い潜り右のボディーフックでグチェレス悶絶でカウントアウト

粟生は本当に一皮剥けたと言える。
目も良く、自分からも仕掛けられカウンターも打つ、理想の形が完成してきていると言って良いでしょう。
本人の意識も更に上を見ていて、減量失敗したグチェレスを倒した程度では満足していないようです。
次世代のエースとして、文句なしの結果を見せてくれた。
今後更に力強いボクシングで防衛ロードを進んで行って欲しい。おめでとう!

WBCスーパーバンタム級タイトルマッチ
西岡利晃×ムニョス

出所のつかみにくいワイルドなパンチを振るってくる挑戦者に対し、丁寧にブロッキング、ボディーストレートでスタート
3Rに軽く右がヒットし連打を許すが、西岡の凄い所は絶対に焦らないで冷静によく相手を見ている所ですね。
ジョニゴンとの一戦でも、ダウンを喫した後に追撃を貰わずに丁寧に丁寧にブロッキングして立て直していましたし。
近づくとワイルドにパンチを振るうムニョスですが、それに対し西岡は踏み込んでの左ボディストレートから崩しにかかる
その効果が出ると上にも散らし、まさに教科書通りの丁寧なボクシング
振ってくるムニョスに対し、コンパクトに踏み込んでのストレート、アッパーで対応する流れ、その差はパンチの的確さとして表れ、だんだんとムニョスの顔が腫れて来る。
8R辺りから上へのパンチも増え、かなり腫れが大きくなってきた印象。
9R残り30秒辺りでムニョスの右に西岡の左ストレートがカウンターでヒット
それまでなかなか効いた素振りを見せなかったムニョスが大きくグラつく、前のめりの体を起こす様なアッパーの連打で更にダメージを与え、ラウンド終了間際の拍子木がなった辺りでムニョスのジャブにまたも左ストレートがカウンターとなり、ムニョスが遂に腰からダウン
何とか立ち上がるも、体制整える事が出来ずカウントアウト西岡9RKO勝利!

タフでラフでやり難い相手を徐々に痛めつけ倒す。見事な勝利だった。
正直言って、前回の試合よりも出来自体は良くなったかもしれないが、それでも冷静に丁寧なボクシングで王者の強さを見せ付けた。
これでビッグマッチに近付いたか?小姫ちゃんではないがずっとチャンピオンで強い西岡を見ていたい。

WBCフェザー級タイトルマッチ
長谷川穂積×ジョニー・ゴンサレス

少々辛口になってしまうが、この負けはどうなんだろうか。
戦前からこの試合に不安があるとは言っていましたが、その不安が的中してしまった形。
負けた事は勝負である以上、仕方ない事ではあるが負け方が良くない気がする。
試合は3Rまで個人的採点は全て長谷川に付けたが、何か嫌な感じがずっとしていた。
前回、そして前々回のモンティエル戦での反省を生かせているとは思えない戦い方だった気がする。
打たさないでポイントを取るはずが序盤から打ち合い

この試合を見ながら3Rまで長谷川に付けていたのですが、友人に「このままだと危ないな。ドロー位も有り得るから4Rの採点聞いてからもう一回組み立てないと…」といった矢先にジョニゴンの右のフックをモロにもらってしまい、立ち上がるも足元定まらずTKO負け
フィニッシュブローは右のボディーへのフェイントに引っかかりガードを下げてしまった所にもらいましたね。
ただ、あのパンチも出入りやサイドの動きをしっかりやっていれば貰わなかったのではとも思います。

長谷川の今後は、現役続行するのであれば技術的にも精神的にも立て直しが必要でしょう。
もうちょっと言えば、スタッフを変える必要もあるのではないかと思います。
長谷川の山下会長への信頼は相当なものがあると思いますが、実際の所、前回も今回もセコンドが選手をコントロールと言うか制御出来ていなかったです。
メンタル面を山下会長に、技術面は新たにトレーナーを付ける等色々やり方はあると思います。
しかし、いずれにしても長谷川自身がバンタム時代後半の倒し屋の感覚を捨て、クレバーに戦える様にならないと意味が無いですが…
西岡の試合を見て、西岡は本当に冷静に戦っていたので、なお更あのカッカしてしまう所が気になる。
熱くなる事が全て悪い訳ではないが、今の長谷川にはマイナスに出ているとしか思えない。

まだ30歳、今の30歳は世界で見たらまだまだ若い
もう失うものは何も無いので、一から自分のボクシングを作り上げていって欲しい。
西岡も階級を上げてしばらくは「もう終わった」と言われたが、今や安定王者になっている。
今回負けたジョニゴンだって、西岡に敗れた後ベリスタインに付き、フェザーの体とフェザーでの戦い方を身につけ見事にKOで勝利した。
長谷川もまだまだやれるし、もう一度自分のボクシングを立て直せば必ず日本のエースと再び呼ばれる時が来るでしょう。

現時点では去就などは分かりませんが、復活してくれると信じています。
今はゆっくり休んで下さい。お疲れ様でした。


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長谷川選手のあれは性格なのでしょうか?
今回は、ウィラポン2の時のような華麗なボクシングを期待してたのですが非常に残念で悔しいですね。僕は、長谷川さんが大好きなのでまた復活してほしいですが…
[ 2011/04/09 11:25 ] [ 編集 ]
長谷川さん残念です
海外選手ならともかくV10、2階級制覇をしているだけに
この負けによるモチベーションはどうなんでしょう
勿論まだまだ試合は観たいですがね
[ 2011/04/09 12:37 ] [ 編集 ]
メタモさんの意見に同感です。
長谷川の負けは技術面でもスタッフ面でも足りなかったような気がします。ガードが下がる癖や踏ん張って打つ癖も前回から直っていませんでしたね。華麗で出入りの激しいボクシングを期待していただけに残念です。
長谷川はポテンシャルが高いので今後の再起に期待しています。バンタム時代は、スピードやパンチ力のポテンシャルで勝ってたように思いますが、世界のトップレベルで戦うなら戦術面でも相手の弱点を見抜き精神的にも制御できるセコンドが必要なのではないかと思います。
[ 2011/04/09 13:34 ] [ 編集 ]
>サウスポーさん
生観戦羨ましいです。
あれは性格でしょうね。
4回戦の時からあったみたいですし。
ただ、世界戦の初期と比べてもここまでかなと言う気もしますが

>SRさん
こちらも生観戦…良いですねぇ。
ボクシングに対するモチベーションが下がってしまったのであれば引退するでしょう。
下げるにしても帝拳勢で挑戦はかなり先、フェザーにするにしてもオプション1個あるはずなのでリマッチは可能ですが、今のままでは厳しいと思いますし、いずれにしても現役続行の場合は我慢の時期が続く可能性があるので

>masterさん
ですよね。
フェザーで楽な相手はいないですから、きちんと戦略を共に考えられるスタッフが欲しいです。
モンティエルに負けた時、陣営が長谷川に遠慮していたとかいうニュアンスの記事を見た事がありましたし、この試合の番宣で何度も流された、前戦でのセコンドの声を無視した戦いなど、結果論ではなく違和感を感じていましたので…
それが今回で確信に変わったかなと…
ジョニゴンは長谷川の映像を見て対策ばっちりしてきて、長谷川は会長に全て任せる。
これでは体格面でも現状劣る訳ですし厳しいです。

私自身は衰えや、打たれ脆い等とは思っていませんが、今後に関しては戦い方をキッチリ作り直す必要は間違いなくあると思いますね。
帝拳に頼めば一時的にでも田中さんやルディ辺りなら付いてくれそうな気がしますけどね。
[ 2011/04/09 17:31 ] [ 編集 ]
先日の地震で停電状態になってしまいTV観戦すらどうなるかと心配していましたがなんとか見ることができました。

西岡は磐石でしたね。
ラフな相手でも常に冷静で見ていて安心できました。

粟生も階級あげて成長しましたね。
自分から仕掛けられるようになったのが大きいです。

長谷川はフェザーではちょっときついような気がしますね。
体格差もかなりありましたしスピードもちょっと落ちたような気がします。

引退はありえないと思うので次はメタモさんが言うとおり戦術面からやり直すのがいいと思います。
粟生や亀海についてる田中繊大トレーナーいいですよね。
たしかリナレスにも付いてましたよね。
同郷ということもあって注目しているトレーナーです。
田中繊大トレーナーと交友のあるボクシング好きの先輩から仙台ジム時代の頃の話とかよく聞きました。
日本での知名度は低いですけど世界的には知られている人なので教えてもらえれば確実にボクシングの幅は広がるとは思います。
しっかり休んで再起を期待します。
[ 2011/04/09 18:27 ] [ 編集 ]
>まつまつさん
心配してました。
前回のコメントでネット環境が復旧したと聞いていたのに、前日の地震で停電したとの報道も見ていたので…
まつまつさん自身のご無事ももちろん、ですがちゃんと観戦出来て良かったですね。

西岡の試合を安心して見てられるのは、やはりあの冷静さですよね。
安定感が凄いです。
粟生は2度目の世界戦から、階級上げてのノンタイトルまでの過程でかなり自分自身は変化を感じていましたが、いよいよ本格化という事でしょうね。

長谷川はスピードは、バンタム時代の後半に落ちているかなと昔記事に書いたのですが、フェザーでちょっと戻った印象もあったので、個人的には分からないですが、フェザーが無理云々と言うよりはバンタムの戦いをフェザーでも続けてしまっていますね。
先ほどセコンドの会長のコメントも見ましたが、会長も止まるから貰う事を指摘していましたが、そこの対策はしたのかな?と言う印象です。

田中繊大さんと言えば、まずはマルコ・アントニオ・バレラのトレーナーだった事がイメージとして大きいです。
あのハメドを攻略したのは繊大さんの存在が大きかったと聞きますしね。
確かエリック・モラレスも指導していたはず
個人的にはジョニゴン戦後の現地インタビューで通訳を務めてた繊大さんが、西岡の「俺はチャンピオンだから誰とでも戦う」を通訳する前にインタビューを切り替えてしまったインタビュアーに「おいおい、ちょっと聞けよ」みたいな感じで引き止めようとしてた姿がなんか記憶に残っちゃってたり^^;
今は佐々木らも指導しているみたいですが、選手の疑問にも丁寧に答えて良いトレーナーですね。

世界経験豊富なトレーナーにちょこっと見てもらうだけでもだいぶ変わると思うのですが、山下会長と離れるのは難しい気もしますね。
ジム移籍も山下会長を追っての事ですから…
[ 2011/04/10 03:12 ] [ 編集 ]
全てメタモさんの言うとおりだと思います。

トレーナーに関しては以前からそう感じていましたが、みんな考えることは同じなんですね。

このまま辞めてしまうのは勿体ない!
[ 2011/04/10 13:46 ] [ 編集 ]
もちろん、山下会長も10度の防衛を支えた大きな存在ではあるのですが、これから上を目指すうえではもうちょっと経験のある人が欲しいと言うか、そうゆう人が付いたらどうなるのかを見たいと言う気持ちもありますね。
[ 2011/04/11 00:53 ] [ 編集 ]
山下会長はボクシング素人にも関わらず、これまで長谷川の面倒を見てきて、V10王者にまで育てた実績は確かにすごいですよね。
長谷川もボクサーとして類まれな素質を持ってると思うけど、山下会長もボクシングのトレーナーとしてかなりの資質を持ってるのは事実なのだから、長谷川同様、そろそろ他所から学び取り入れる段階にきてるんじゃないかな?
とは私も思います。
[ 2011/04/12 08:24 ] [ 編集 ]
山下会長自身、元々練習生だったのに10年程度でエディ賞取るまでになってる訳ですからね。
ただ、やはりトレーナーとしての経験はナチョなんかと比べたらまだペーペーですからね。
山下会長自身の為にも外部スタッフを入れるのは良いと思うんですけどね。
井岡なんかも、サラスに徹底的に教えられたパンチで倒したと言う記事を見ました。
サラスは普段の井岡を指導している訳ではないですが、やはり存在は大きかったはずです。
臨時コーチ的な扱いでもいるのといないのでは違うと思うんですよね…
[ 2011/04/13 01:26 ] [ 編集 ]
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