メタモのボクシング観戦記

ボクシング関連のニュースや展望予想・観戦記、チケット情報、動画等を書いてます。

WBSS決勝 結果 

WBA・IBF世界バンタム級王座統一戦
WBA・IBF王者:井上尚弥(大橋) vs. WBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)

緊張感たっぷりのスタート。
スピードではやはり井上だがドネアも調子は良さそう。
2Rプレスを強める井上だがドネアの左フックで右目をカット
井上はパンチを当てているがドネアの懐が深く深くは当てられない。

ジャブを上下に打ちボクシングを立て直しに入った井上尚弥。
5R井上の右でドネアの膝が折れるもダウンシーンは無し。ドネアも相当走り込んでるのだろう。

9R右で井上がぐらつくシーンもあるシーソーゲーム。
11R右アッパーからの左ボディでドネアがダウン!カウント10入ったように見えたが試合続行。
詰めに行くもドネアも左フックを返し耐え切る。
12Rドネアも必死にKOパンチを狙ってくるが井上も応戦し試合終了のゴング。

ナイスファイト!の拍手が会場を包んだ。

個人的採点は116-111で井上尚弥
オフィシャルは116-111、117-109、114-113で井上尚弥がユナニマスでWBSS優勝を決めた。

井上尚弥にとって間違いなくキャリア最大の苦戦となった。
ドネアはこの試合にかける意気込みがハンパなくコンディショニングも完璧だったのだろう。
やはりスーパーレジェンドであった。
ロドリゲス戦が事実上の決勝戦などと言われていたが、やはり本当の決勝戦が決勝に相応しい試合になったのはドネアだったからこそ。

井上は下半身の踏ん張りがいつもより効いていない印象だった。
その分ダメージを与えきれず、ドネアのプレスを許してしまったか。
序盤のカットもゲームメイクに大きな影響を与えたようで、試合後のインタビューでは「ドネアが二重に見えていた」とのこと。
その状況でもダウンを奪い大差判定で勝つのだからやはりモンスターだ。

WBSS優勝を決めた井上尚弥だが、この試合でさらに成長するでしょう。
弟を破ったウーバリとの統一戦を希望しているようだが、トップランクとの契約も決まりさらなるビッグマッチも待っているはず。
来年もやはり“モンスター”の年になるでしょう。
まずはゆっくり休んで欲しいところ。

いやしかし、ハイレベルな技術戦でありながらスリリングな打ち合いシーンも有る本当にいい試合だった。
両選手本当にありがとう。



WBC世界バンタム級統一戦
王者:ノルディーヌ・ウバーリ (フランス) vs. 暫定王者:井上拓真 (大橋)

セミで行われた弟の試合。
拓真は相手のジャブに左フック、左に右の打ち下ろしと上手く対策ができているスタート。
ウーバリは右、いきなりの左と打つが拓真はパンチは見えている印象。
3Rウーバリの左を一発もらってしまったが、その後の対応は冷静だった。
しかし、4Rウーバリの左で拓真ダウン。ダメージは若干ありそうだが足を使って凌いだ。

中盤からは膠着状態が続き、拓真はダウンのダメージは徐々に抜けてきているが受け身だけでなく戦法に変化がほしい。
体の力はウーバリの方が強いので一発では厳しく手数が欲しいところだ。

8Rの公開採点で圧倒的差が付いて倒すしか無い拓真だが左ボディが効果的で、上まで返せればチャンスもありそうだが…
12Rウーバリはポイントアウトしに来るかと思いきやウーバリは引かない。
拓真は左フックでウーバリをグラつかせるがウーバリも上手く追撃は許さずゴング。

個人的採点は115-112でウーバリ
オフィシャルは115-112、117-110、120-107
大差のユナニマスでウーバリが王座統一と防衛に成功。
フルマークは流石にないだろ…

拓真はスタートは良かったが手数と先手が少なかった。
ダウンしたこともあるがウーバリのパンチを警戒しすぎて後手になりすぎたか。
もっと手数を出してがむしゃらになってほしかったが、最終ラウンドくらいで遅すぎた。
ウーバリのキャリアに屈してしまったか。残念。
これを良い肥やしとして再び世界の舞台に戻ってきて欲しい。


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京口×久田 結果 

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者:京口紘人(ワタナベ) vs. 1位:久田哲也(ハラダ)

久田は初挑戦だが序盤からジャブを出して積極的。しかし、京口もジャブがよく左ボディは相変わらず強烈。
2R中盤辺りで久田の右クロスがヒットし京口の膝が折れる、京口はダメージ見せまいと前に出るが再び右でバランスを崩すシーンも。
京口は上体を振って丁寧なボクシングだが時折激しく打ち合うシーンも。
京口は左を主体にボクシングを立て直してきた。

中盤に入りお互いボディを狙ってきたが6R右のクロスで今度は京口が久田をグラつかせる。
7R久田は右のアッパーがクリーンヒット、この右アッパー京口は見えていないか。
京口は距離をとって戦いたいところだが久田の乱打戦に付き合わされてしまっている印象も。

9R京口が右のアッパーから右のフックを返し久田がダイブするようにダウン!
京口はこのチャンスを逃すまいと回転早いパンチで詰めに行く、久田も応戦するが京口の勢いに押されゴングに救われた形。
京口はポイントアウト狙わずに距離を詰めて打ち合いを選択か。
ポイントは京口有利と思われる最終回、久田は前に出るが京口は時折バックステップも見せてポイントアウト狙うも最後はやはり打ち合いで試合終了のゴング。

個人的な採点は115-112で京口

オフィシャルは115-112 116-111 117-110のユナニマスで京口を支持。

久田も持ち味を出し、年齢を感じさせないアグレッシブなボクシングだった。
京口も戦前の予想よりもかなりキツイ試合になったと思うが、いい経験になりさらに強くなりそう。


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田中恒成×ゴンサレス 

WBO世界フライ級タイトルマッチ
王者:田中恒成(畑中) vs. 同級1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)

究極のスピード対決と銘打たれたこの試合、序盤からゴンサレスのスピードは速かった。
ゴンサレスのいきなりの左ストレートに田中の右ボディが有効的。
ゴンサレスは上体が柔らかく上に強いパンチを当てるのは難しそう。

田中がなかなか距離を掴みきれない展開の中3R田中の右ボディがみぞおちに入りゴンサレスがダウン。
4Rはラウンド終盤、プレッシャーをかける田中がロープに詰めたところにゴンサレスが左フックを引っ掛けるようにカウンターを打ち田中恒成がダウン。これでダウンは1つずつになった。

中盤に入ってもゴンサレスは依然スピードがあり、田中はなかなか詰めきれない。ゴンサレスは手数も多くやりにくそう。
しかし、フィニッシュは意外とすぐにやってきた。
7R半ばに田中の左ボディでゴンサレスがこの試合2度目のダウン、立ち上がるも再び左ボディーでダウンを追加。決めに行く田中が右ボディでダウンを追加し、ゴンサレスは立ち上がるもストップ
7RTKOで田中恒成が2度目の防衛に成功した。

指名挑戦者相手にダウンを4度奪っての完勝だから凄いと言って良いだろう。
ただ、田中恒成という王者への期待値からすると、今回の試合は動きも内容もちょっと物足りなさを感じてしまうという人も多そう。
ちょっと減量も厳しいのかなと前日の計量を見ても思いましたが、モチベーションが上がる相手でも無かったのかもしれない。
年内にもう1試合行うようだが、来年はスーパーフライ級に上げることになるはず。
井岡との対戦など期待したいがどうだろうか…


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