メタモのボクシング観戦記

ボクシング関連のニュースや展望予想・観戦記、チケット情報、動画等を書いてます。
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山中慎介V12戦他 

WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者:山中慎介(帝拳) vs. 同級6位:カルロス・カールソン(メキシコ)

昨日両国国技館で行われたワールドプレミアムボクシングvol.25
WBC世界バンタム級王者の山中慎介の12度目の防衛戦
油断しなければ山中の勝利は堅いと思われたが、前回がモレノ戦ということでモチベーションが保てているかが不安点ではあったか。

序盤カールソンは上体を低くし頭を振って前進
山中はちょっと硬さが有るのと同時に最初から狙いすぎている感じもあるが的確性は上回っている
2Rには左がヒットしカールソンが左目をカット、少しグラつきダメージも感じさせた
数はあまり出さないが3Rには左のボディストレートでカールソンを下がらせたように有効なパンチだ
カールソンの出鼻に左を合わせるなど山中のKOへの機運が高まってきた
4R終了時の公開採点は3者共に山中のリードとなった

5Rカールソンが出てきたところに左ストレートが入りカールソンがこの試合最初のダウンを喫する
立ち上がるも再開直後に左右の連打を浴びカールソンが再びダウン!
2度目のダウンも立ち上がったが、このまま決まるかと思ったところ残り30秒辺りでカールソンの左を喰らい山中のヒザがガクッと折れた
ダメージを感じさせる山中にカールソンは一気にくるが、一発交わしてのクリンチでこのラウンドを凌いだ
6Rもカールソンの右を喰らってしまうシーンはあったが、直後に入り際に左の打ち下ろし2発で山中が3度目のダウンを奪った
フィニッシュは7R、左の返しの右でカールソンをぐらつかせ左の連打で4度目のダウンを奪った
決まったかと思ったがカールソンは立ち上がり会場もカールソンのタフさにどよめいた
しかしダメージは色濃く、山中のガードを割る左の連打を喰らい5度目のダウンをしたところでレフェリーが試合をストップ

山中慎介が7RTKOで12度目の防衛に成功!
具志堅用高の記録に王手をかけた

終わってみればダウンを5度奪う山中の完勝ではあるが、余裕を持ちすぎたのかパンチを喰うシーンも有りヒヤヒヤさせるところもあった
しかし、山中の左はまさに神の左で、一発で流れを変えてしまうのだから驚愕だ
また、結果だけを見れば山中の圧勝ではあるが、観ていて面白いと感じさせたのはカールソンのタフさと諦めないハートの強さがあったからだろう

いよいよ次が13度目の防衛戦だが、数字の記録よりも山中には大きな試合を期待したい



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大晦日世界戦@東京 

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者:田口良一(ワタナベ) vs. 同級3位:カルロス・カニサレス(ベネズエラ)

強打が売りのカニサレスは序盤から大きなフックを振るうなど出てきたが、これは田口も予想通りだったか冷静に対処しているように見えた。
しかし、3Rからカニサレスは足を使ったボクシングにチェンジし田口はなかなかこれに対応しきれなかった。
田口はプレッシャーはかけるもなかなか手が出ない展開が続いたが、それでも懸命に追い続け後半はボディも効果的になってきていた。
しかし、それでもお互いに見せ場はなく、判定決着になった。

結果は、116-112、112-116、114-114のドローで田口がドロー防衛に成功。

前回よりも田口のデキそのものが良くなかった感じもするが、相性が良いと思っていた相手が相性の悪いボクシングをしてきたことで上手く対処できなかったのが大きいだろう。
ドローでも防衛できたことで今後に活きくれれば良いがどうだろうか。
八重樫東・田中恒成とライバル王者が日本に2人いるだけに2017年は統一戦という期待も出てくるだけに、この試合を肥やしに出来ているかどうかに注目したい。



WBA世界スーパーフェザー級スーパータイトルマッチ
王者:ジェスレル・コラレス(パナマ) vs. 同級3位:内山高志(ワタナベ)

まさかの2RKOで王座を失った内山高志のダイレクトリベンジマッチ
前回の試合を踏まえて内山はかなりディフェンシブな戦いで挑んでいた。
コラレスは前回同様スピードも有り、スイッチも頻繁でやりにくそうな印象。
序盤はコラレスがペースを握ったように見えたが、5R終了間際にスリップ気味だがダウン判定をコラレスが貰ってしまう。
コラレスはラウンドを重ねるに連れ疲労が見えてくるようになり、内山もパンチを当てられるようになってきたが連打は当てられない。
9R終了間際は右ボディでコラレスが効いたように見えたが、コラレスの執拗なクリンチで逃れられてしまった。
後半は内山がペースを握ったように見えるが、コラレスも12Rにはシューズのヒモを解いて時間稼ぎするなど必死にポイントアウトしようとしている。
内山も最後までダイナマイトに点火させることが出来ず判定決着に

スコアは117-110、115-112、113-114のスプリットでコラレスの防衛
内山リベンジ達成ならずという結果になった。

緊張感のあるスリリングな試合だったが、改めてコラレスは内山にとって相性が悪いという試合内容だったでしょうか。
前回とは違った形で力が出し切れなかった印象の内山は2016年勝ち星なしの連敗となってしまった。
進退は明らかにしていないが、コラレスに拘るのであれば少々厳しいのかもしれない。


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大晦日世界戦@京都 

IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者:ジョナタン・グスマン(ドミニカ)vs. 同級5位:小國以載(角海老宝石)

怪物相手にも小國は冷静さを保てていた。
瞬間的なアタックはスピードもパワーもあるグスマンだが、小國はジャブから上下へ上手く打ち分けることができているスタート
試合が大きく動いたのは3R
グスマンの大きな左の打ち終わりに小國の左ボディがめり込みグスマンがダウン!
苦悶の表情を浮かべるグスマンだが何とか立ち上がり、再開後は上手く足を使いながら誤魔化し小國も攻めきれない。
グスマンは挽回しようと強打で打っていくが小國もガードをしっかりとしながらボディを上手く打ちグスマンを削っていく
8Rにはグスマンの右まぶたがヒッティングでカット、グスマンは手数も減ってきておりスピードも落ちてきている
後半は完全にボディを主体に攻める小國、11Rにはローブロー判定となったが左ボディで実質ダウンを追加!
12Rも最後までプレッシャーを掛けたのは小國で試合終了のゴング

ジャッジは115-112×3のユナニマスで小國以載がグスマンを撃破し王座獲得!

大晦日の世界戦の中で最も厳しい予想が多かったのがこの試合だったと思うが、小國が見事な王座奪取に成功した。
和氣戦を見てのボディ攻撃が見事にハマった展開で、世界初挑戦ながら小國の冷静さも光った。
岩佐との初防衛戦が今から楽しみだ。



WBA世界フライ級タイトルマッチ
王者:井岡一翔(井岡) vs. 暫定王者:スタンプ・キャットニワット(タイ)

井岡はいつも通りのボクシングを進めようとしていたが2Rにスタンプの右を喰らい見た目に派手なダウンを喫した。
ダメージはそれほど無く、焦ることもなくこの辺りはキャリアを感じさせる試合運び
その後は軽いワンツーからの左ボディなど丁寧なボクシングでスタンプを徐々に削っていく
フィニッシュは7R
左ボディで井岡がダウンを奪い返し、再開後もパンチをまとめて最後は右アッパーのボディ連打で2度目のダウン
嘔吐しながら立ち上がるもここでレフェリーがストップ
7RTKOで井岡が4度目の防衛に成功!

ダウン以外は危なげのない勝利だった。
2017年の井岡には名のある相手とのビッグマッチを期待したいが…


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