メタモのボクシング観戦記

ボクシング関連のニュースや展望予想・観戦記、チケット情報、動画等を書いてます。

トリプル世界戦@横浜アリーナ 

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者:寺地拳四朗(BMB) vs. 12位ランディ・ペタルコリン(フィリピン)

寺地拳四朗としては初の防衛戦。
対戦相手がアルバラードから1ヶ月前に急遽変更になるという中での防衛戦だった。

急遽ということでサウスポー対策が進んでいなかったのか、何度か左を貰ってしまった。
3Rからは積極性が増した寺地、3R2分辺りで右のボディストレートがストマックに突き刺さりペタルコリンがたまらず膝をついてしまった。
立ち上がったペタルコリンの左スイングを1度貰ってしまった寺地だが、意に介さずもう一度右ボディストレートを突き刺しダウンを追加する。さらに立ち上がったペタルコリンに左右のボディフックを連打し、ラウンド終了のゴングと同時に3度目のダウンを奪う。
何とか立ち上がりゴングに救われた。
フィニッシュは4Rペタルコリンは捨て身で左を伸ばして寺地も被弾してしまうが、ダメージは回復しておらず右ストレートの返しの左ボディがレバーに刺さり10カウント。
4RKOで7度目の防衛に成功した。

やや被弾が多い印象も受けたが、試合内容自体は計4度のダウンを奪うワンサイド。
これで7度の防衛中5つのKO防衛、内4度が4RまでのKO勝利とこの階級としてはかなり高いKO頻度となっている。
今回は流れてしまったが、来年は統一戦などの実現も期待したい。



IBF世界フライ級タイトルマッチ
王者:モルティ・ムザラネ(南アフリカ) vs. 14位:八重樫東(大橋)

八重樫が2年5ヵ月ぶりに世界のリングに帰ってきた。
序盤は八重樫がリングを回りながら、ムザラネはガードを固めてプレッシャーを掛けてくる展開。
リーチの長いムザラネのジャブは厄介だが、八重樫もガードの上からではあるがパンチを当てコンビネーションの中で左ボディを当てるなどリズムは良さそう。
試合が動いたのは4R、お互いのボディの打ち合いの中でムザラネの動きが鈍ったと見るや八重樫が足を止め一気にコンビネーションでボディを攻め立てる。しかし、ムザラネも強いパンチで応戦し、打ち合いに。

4R以降八重樫は足を使わずに激闘王スタイルにチェンジしてしまう。徐々に八重樫の顔も腫れ出し、ダメージも蓄積されてきている。
8Rムザラネの左ボディで八重樫の動きが止まる。ふらつく八重樫だがムザラネの手は止まらない。それでも八重樫はこのラウンドを耐え抜いた。
9R八重樫は足を使いリセットを試みるが、2分30秒に差し掛かるところムザラネのワンツースリーがヒットし、八重樫がグラリ。足元がおぼつかずレフェリーがストップ。
9RTKOでムザラネが3度目の防衛に成功。

序盤の八重樫は良かったが、ムザラネのプレスを捌ききれないと判断したのか中盤からは激闘スタイルになってしまった。パワーとガードに勝るムザラネに消耗させられ、要所でダメージパンチも喰いフィニッシュに持っていかれてしまった。
しかし、八重樫らしい気迫あふれるファイトだった。
36歳激闘王にまずはお疲れ様と言いたい。
ムザラネは坂本・黒田・八重樫と日本人相手に3度の防衛だが、ガードが高く突き刺すようなジャブが強く37歳と高齢チャンプだが難解な相手。
今後も日本人選手との対戦がありそうだが、簡単に攻略するのは難しそうだ。



WBA世界ミドル級タイトルマッチ
王者:村田諒太(帝拳) vs. 8位:スティーブン・バトラー(カナダ)

見事な王座返り咲きを果たした村田の初防衛戦。
序盤からお互い右ストレートを打ち合う。バトラーはもう少し足を使って様子を見るかと思ったが、若く勢いもあり積極的だ。
村田は右ストレートは良いが、バトラーも打ち終わりに狙っている。
バトラーは打ち終わりを狙っているが、村田もそこは意識して打ち終わりのガードをしっかりしている。3Rの右の連打などとにかく右が有効。
4R村田の圧力に押され気味のバトラーも流れを変えようと右を強く打ってくるが、村田のプレスを止めることは出来ない。逆にラウンド終盤には右を喰いクリンチに行くシーンも。
5R1分過ぎに右の連打でバトラーの膝が折れる、その後も右のストレートがヒットしバトラーはたまらずクリンチ。その後も村田の右でバトラーは体が泳いでしまう。村田はボディを交えつつ確実にダメージを与え、最後は右のストレートで膝がグニャリとなったところを攻め立て、右のストレートの返しの左フックでダウンを奪う。レフェリーはノーカウントで試合をストップし5RTKOで村田が初防衛に成功!

村田が終始右の強打でバトラーにプレッシャーをかけ続け、フィニッシュまで持っていった強い内容。バトラーはWBO1位でもあった選手で、この相手に格の違いを見せつけるような強い内容で勝ったのであれば望むビッグマッチも現実味を帯びてくるだろう。
ドームでカネロorゴロフキンという話もあるが、フジテレビではあるが“リアル”なビッグマッチが待ち遠しい。


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WBSS決勝 結果 

WBA・IBF世界バンタム級王座統一戦
WBA・IBF王者:井上尚弥(大橋) vs. WBAスーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)

緊張感たっぷりのスタート。
スピードではやはり井上だがドネアも調子は良さそう。
2Rプレスを強める井上だがドネアの左フックで右目をカット
井上はパンチを当てているがドネアの懐が深く深くは当てられない。

ジャブを上下に打ちボクシングを立て直しに入った井上尚弥。
5R井上の右でドネアの膝が折れるもダウンシーンは無し。ドネアも相当走り込んでるのだろう。

9R右で井上がぐらつくシーンもあるシーソーゲーム。
11R右アッパーからの左ボディでドネアがダウン!カウント10入ったように見えたが試合続行。
詰めに行くもドネアも左フックを返し耐え切る。
12Rドネアも必死にKOパンチを狙ってくるが井上も応戦し試合終了のゴング。

ナイスファイト!の拍手が会場を包んだ。

個人的採点は116-111で井上尚弥
オフィシャルは116-111、117-109、114-113で井上尚弥がユナニマスでWBSS優勝を決めた。

井上尚弥にとって間違いなくキャリア最大の苦戦となった。
ドネアはこの試合にかける意気込みがハンパなくコンディショニングも完璧だったのだろう。
やはりスーパーレジェンドであった。
ロドリゲス戦が事実上の決勝戦などと言われていたが、やはり本当の決勝戦が決勝に相応しい試合になったのはドネアだったからこそ。

井上は下半身の踏ん張りがいつもより効いていない印象だった。
その分ダメージを与えきれず、ドネアのプレスを許してしまったか。
序盤のカットもゲームメイクに大きな影響を与えたようで、試合後のインタビューでは「ドネアが二重に見えていた」とのこと。
その状況でもダウンを奪い大差判定で勝つのだからやはりモンスターだ。

WBSS優勝を決めた井上尚弥だが、この試合でさらに成長するでしょう。
弟を破ったウーバリとの統一戦を希望しているようだが、トップランクとの契約も決まりさらなるビッグマッチも待っているはず。
来年もやはり“モンスター”の年になるでしょう。
まずはゆっくり休んで欲しいところ。

いやしかし、ハイレベルな技術戦でありながらスリリングな打ち合いシーンも有る本当にいい試合だった。
両選手本当にありがとう。



WBC世界バンタム級統一戦
王者:ノルディーヌ・ウバーリ (フランス) vs. 暫定王者:井上拓真 (大橋)

セミで行われた弟の試合。
拓真は相手のジャブに左フック、左に右の打ち下ろしと上手く対策ができているスタート。
ウーバリは右、いきなりの左と打つが拓真はパンチは見えている印象。
3Rウーバリの左を一発もらってしまったが、その後の対応は冷静だった。
しかし、4Rウーバリの左で拓真ダウン。ダメージは若干ありそうだが足を使って凌いだ。

中盤からは膠着状態が続き、拓真はダウンのダメージは徐々に抜けてきているが受け身だけでなく戦法に変化がほしい。
体の力はウーバリの方が強いので一発では厳しく手数が欲しいところだ。

8Rの公開採点で圧倒的差が付いて倒すしか無い拓真だが左ボディが効果的で、上まで返せればチャンスもありそうだが…
12Rウーバリはポイントアウトしに来るかと思いきやウーバリは引かない。
拓真は左フックでウーバリをグラつかせるがウーバリも上手く追撃は許さずゴング。

個人的採点は115-112でウーバリ
オフィシャルは115-112、117-110、120-107
大差のユナニマスでウーバリが王座統一と防衛に成功。
フルマークは流石にないだろ…

拓真はスタートは良かったが手数と先手が少なかった。
ダウンしたこともあるがウーバリのパンチを警戒しすぎて後手になりすぎたか。
もっと手数を出してがむしゃらになってほしかったが、最終ラウンドくらいで遅すぎた。
ウーバリのキャリアに屈してしまったか。残念。
これを良い肥やしとして再び世界の舞台に戻ってきて欲しい。


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京口×久田 結果 

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者:京口紘人(ワタナベ) vs. 1位:久田哲也(ハラダ)

久田は初挑戦だが序盤からジャブを出して積極的。しかし、京口もジャブがよく左ボディは相変わらず強烈。
2R中盤辺りで久田の右クロスがヒットし京口の膝が折れる、京口はダメージ見せまいと前に出るが再び右でバランスを崩すシーンも。
京口は上体を振って丁寧なボクシングだが時折激しく打ち合うシーンも。
京口は左を主体にボクシングを立て直してきた。

中盤に入りお互いボディを狙ってきたが6R右のクロスで今度は京口が久田をグラつかせる。
7R久田は右のアッパーがクリーンヒット、この右アッパー京口は見えていないか。
京口は距離をとって戦いたいところだが久田の乱打戦に付き合わされてしまっている印象も。

9R京口が右のアッパーから右のフックを返し久田がダイブするようにダウン!
京口はこのチャンスを逃すまいと回転早いパンチで詰めに行く、久田も応戦するが京口の勢いに押されゴングに救われた形。
京口はポイントアウト狙わずに距離を詰めて打ち合いを選択か。
ポイントは京口有利と思われる最終回、久田は前に出るが京口は時折バックステップも見せてポイントアウト狙うも最後はやはり打ち合いで試合終了のゴング。

個人的な採点は115-112で京口

オフィシャルは115-112 116-111 117-110のユナニマスで京口を支持。

久田も持ち味を出し、年齢を感じさせないアグレッシブなボクシングだった。
京口も戦前の予想よりもかなりキツイ試合になったと思うが、いい経験になりさらに強くなりそう。


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